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 2014年度学習会

講師:俵 義文さん《子どもと教科書全国ネット21 事務局長》
  「教科書の歴史と採択」

 2015年2月11日(水)福岡県・NPOボランティアセンターにて開催

2015年に行われる中学校教科書の採択に向け学習会を行いました。

 

■教科書の歴史を知る(入門編)

 江戸時代…寺子屋、往来物(手紙)を使って学ぶ

 明治時代…教科書に届出制や認可制ができる

  国語・国史・修身が主要科目になる

 大正時代…大正デモクラシーが反映される

 昭和時代…軍国主義・国家主義的内容が強くなる

  敗戦から2年後、教育基本法施行 翌年検定教科書となる

 教科書をめぐる今日までの裁判や法案、制度の歴史について

 2時間の講義を受けました。こんなに勉強したのは何年ぶりかも

  

■教科書採択の仕組み(応用編)

 教科書が子どもたちに渡るまで、検定がどのように行われるのか

 ・検定は必要なのか、今日の教科書検定・採択の問題点

 ・低価格制度と供給をめぐる問題点

 ・国定の愛国心・道徳心を強制している問題点

 検定および採択制度の抜本的な改革が必要だと強調されました

 

■グループワークによる意見交換

 私が教科書をつくるとしたら…

 私たちにできることは何か?

 ・学習の大切さ。教科書を考える場をつくる。

 ・家族や、先生方と話題にしていく。知らない人へ伝える。

 ・閲覧に行き、意見を書く。採択を傍聴に行く。

 ・行政に声を届ける。

 

協賛

教科書問題を考える福岡の会

福岡県歴史教育者協議会

福岡教育法研究会

教え子を再び戦場に送らない退職教職員の会

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