公開ワークショップ第4回(通し稽古・指導)
2017年平田オリザさんと演劇をつくる
1ヶ月ぶりにオリザさんの直接指導回です。
5つのグループが何とか台本の初稿を作り上げ、実際に壇上で台詞をよみます。
それぞれのチームのメンバーが、持ち味を活かして演技していて、一所懸命な姿に、観ている側も真剣です。1チームが終わるごとに、オリザさんから具体的なアドバイスをもらいます。
アドバイスを元に、プロットを確認し、出される「情報」を整理してから、台本の台詞を修正していきます。
中には、大幅なプロット整理が必要と判断されるチームも…。
カメラ…取材…?
全グループの発表が終わり、短い台本によるワークショップがありました。
今、台本を作っている自分たちがどのようなスタンスでセリフを考えていくのかという方法。
例えば『知らない人に話しかける行為』は、国、人種、育ってきた環境、社会情勢などさまざまな要因で違う意味をもってくる。そのことを考えながら、演劇ではセリフを導き出していかなければならない。
オリザさんの講評でもよく出てきた『遠い情報から提示していき、文脈化する』という意味が少しリアルに理解できた気がします。